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NPO法人に就職!気になる給料と待遇は?7年間勤務した経験談をお伝えします。

複業・仕事
この記事では、NPO法人の事務局に7年務めた筆者が、給料や待遇について実体験を元にお伝えします。NPO法人に就職・転職に興味がある方に参考にしていただけると嬉しいです。

就職・転職を考える時、給料や待遇を気にする方は多いです。

また、仕事内容と待遇面のバランスも非常に重要なポイントになりますよね。

私は初めての転職に、国際交流を行っている地方のNPO法人を選びました。

東京に本社があるメガベンチャーから、地元の小さな町の小さなNPO法人に転職したのです。

そこで今回は、私が7年勤めたNPO法人の給料や待遇面を中心に、労働環境について赤裸々にお伝えします。

NPO法人に就職・転職を考えている方、NPO法人を設立しようと考えている方の参考にしている方の参考になれば嬉しいです。

NPO法人の給料と待遇

早速NPO法人の給料と待遇面についてお伝えします。

私が勤務していた地方都市のNPO法人は、市から委託を受けて国際交流活動をメインに行っていました。

設立2年目で、事務局スタッフは私を含めて2名。

小さな小さなNPO法人です。

NPO法人の給料は安い

NPO法人の給料は、一般企業に比べると安いです。

昇給や賞与も保証されていません。

月給は、低めで据え置きのことが多いです。

ちなみに私は、1年目とそれ以降で給料が違いました。

雇用形態が違ったからです。

1年目は、月額約16万(週28時間勤務)でした。

緊急雇用助成金と言う県の助成金を使用して雇われたので、勤務時間も決まっていました。

2年目以降は、業務が増えたこともあり月額約21万円でした。

実質1.5人分以上の仕事をしていたのと委託元や理事からの評価が上がり、お金に余裕のある年は15万円程賞与も出ました。

NPO法人では、県や他団体の助成金を使って活動することも多いです。

しかし大抵の助成金は人件費として使えません。

なので、人件費の捻出は大きな課題になっていますね。

海外みたいに寄付文化が根付いていたり、大手企業からの協賛金が獲得できれば話は別ですが、小さな田舎町の財源は限られていました。

NPO法人の福利厚生は?

正直、福利厚生と呼べるほどのサービスはなかったです。

社保と厚生年金に加入していた位でしょうか。

雇う側の義務ですが、社保代を捻出できないNPO法人もあるみたいで、パートばかりで回している所も多いです。

うちは、保険料も計算した上で、委託先に次年度の見積もりを出していましたね。

そして、育休産休も十分には取れませんでした。

そもそも委託事業をやってこそ人件費が払われますから、育休中の人件費に充てる財源がないのです。

そして、職員が2人しかいない上に、もう1人は頼りなかったため、

「子供とゆっくり休んでほしいけど、1年も休まれたら困る」と言う状態。

なので産後すぐに在宅ワークで復帰。

産後数時間で仕事の連絡をLINEしてたし、半月で年度末の報告書を作っていましたからねぇ(^-^;

NPO法人の給料が低い理由

では、なぜNPO法人の給料が安いのか?

先ほど、人件費の捻出が課題だと書きましたが、理由は主に2つあります。

1つめの理由は行政の委託業務が多いということ。

NPO法人は、県や市、その他行政が絡んだ組織から委託業務を受けて活動することが多いです。

人員不足や知識不足などで自分達では十分にできない業務を任されるのです。

もちろん税金を使っているので、市民に指摘されないように、人件費も委託元と同等かそれ以下でなくては示しがつかないのです。

そして2つめの理由は、非営利団体という性質にあります。

NPO法人は非営利活動法人ですから、利益を出しすぎてはいけません。

例えば独自の事業で利益を上げすぎると、NPO法人でなくなってしまいます。

減免申請が破棄されて、税金の支払い義務が発生します。

また、株式会社でもないため、利益を理事や職員に分配することもありません。

それに、助成金などで活動費を増やすことはできますが、そこに人件費を含んではいけません。

したがって、単純に職員の給料を増やすことが難しいのです。

限られた予算で有償ボランティアを取り入れるも…

この様な背景から、自分達で賄えない業務は有償ボランティアにお願いするケースが多々ありました。

うちのNPO法人は、理事をはじめイベントや事業を一緒に作り上げてくれる方々もボランティアでした。

  • 世の中の役に立ちたい
  • 暇な時間でボランティアしたい

このような動機で、中高年の方が勢い良くやってきても所詮はボランティア。

突然止めたり、連絡がつかなくなったり、無責任な終わり方をする人が大半でした。

やはり十分な財源が確保できず、思うような報酬を払えなかったのも、ボランティアさんが続かない理由かもしれません。

ボランティアさんを継続的に動かすのにも、知恵と労力が必要でした。

NPO法人は働きやすい職場?

総合的に見て、私にとってNPO法人は働きやすい職場でした。

興味があった分野に自分のアイデアを放り込んで働けたので、楽しかったしノウハウもたくさん身に付けました。

人間関係に悩まされることも少なく(巻き込まれることは多々あったけど)、ゆったりと仕事ができました。

妊娠出産期をこの職場で過ごせたのは有り難かったです。

また、働き方の融通がきいたので副業で英語講師もしていました。

副業をしていなければ、生活が厳しかったのは言うまでもありません(^-^;

そんな居心地の良かった場所を7年で辞めたのは、行政からの委託が立ち切られたため法人自体が活動を中止したからです。

委託元である行政との関係が悪化すると、一気に崩れました。

NPO法人に就職するメリット

私が7年勤めてみて、NPO法人に感じるメリットは以下の4つです。

  • 興味関心のある分野に特化して働ける
  • 規模が小さい分、任される仕事が大きい
  • 働き方の融通がきく
  • 業績に左右されずに仕事ができる

何といってもやはり、自分の興味がある分野に特化して働けるのは楽しかったです。

また、助成金を取ってきたりイベントをゼロから企画・開催したり、交流会の司会から裏方まで色々経験させてもらいました。

私は周りより海外経験があったので英語を生かすこともできました。

NPO法人に就職するデメリット

私が思うNPO法人で働く際のデメリットは以下の5つです。

  • 給料が安い
  • 昇給や賞与が保証されていない
  • 体制がしっかりしていないと、社会人未経験者にはキツい
  • 委託先(外部)の事情で予算や業務内容が変わる
  • ボランティアは所詮ボランティア、最後はアテにできない

いくら頑張っても、理事や周りに評価されても、給料が上がらないのでモチベーションが上がらない時もありました。

正社員にも成りきれず、副業をしないと十分な収入が確保できなかったのもキツかったですね。

そして、人を束ねるのにも苦労しました。

私はあくまでいち職員なのに、給料をもらっている立場だから代表のような仕事をすることも多々ありました。

ボランティアさんは、好きなときにやってきて、自分都合でいなくなる。

やる気にも波があるし最後には「僕たちはボランティアだから」と言い放ちます。

また、委託元の状況によって次年度の給料や動きが変わってしまうのも、自分達にはコントロールできない要因で不安定でした。

案の定、私も最後は事業が打ちきりになり、委託もなくなって退職することになりましたからね。

就職先としてのNPO法人の総合評価

好きなこと、興味のある分野のNPO法人なら、やりがいを持って働ける職場といえます。

小さい法人であれば自由に活動できるし、大きい法人であれば安定して好きなことに携わっていられます。

ただ、教育係とか人事体制は整っていないので、社会人マナーは自分で身に付けなくてはいけません。

社会人経験がないと、外部に非常識と思われる対応をしてしまうかもしれません。

何を重視してNPO法人で働くかを考えて

 

NPO法人の給料や福利厚生、職場で環境をお伝えしました。

何を重視してNPO法人で働きたいか?をよく考えてください。

出世や高収入はほぼあり得ません。

逆に、異動やらに邪魔されることなく、好きな分野にずっと携わることはできます。

あなたのやりたいことがNPO法人に就職することで叶うかどうか。

私の経験を参考にしていただければ嬉しいです。

今日はここまで。最後までお付き合いありがとうございました★

 

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